ホーチミン市でRuby Meetupが開かれました
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日本語 / Japanese
2014年6月7日(土)に、ホーチミン市1区のIBC officeで、第2回Rubyist Meetupが開催された。ベトナム人エンジニア3名、日本人エンジニア4名が参加し、ベトナム人参加者の一人が、ベトナムにおけるRubyの普及状況についてプレゼンテーションした。

Rubyist Meetup at Ho Chi Minh City on June 6th 2014.
プレゼンテーションとディスカッションの要旨は下記のとおり。
- ベトナムにおいてポピュラーな言語はJava,PHP,C++やC#で、Rubyを使う人は少ない。つかっている人は、Rubyが楽しいから使っている。
- Rubyが普及していない理由は、国内にコミュニティ、テキスト、教育課程がないから。
- 海外企業との仕事が多いベトナムでは、シニア・エンジニアは英語を始め外国語に通じているため、コミュニティやテキストは問題にならない。しかしジュニア・エンジニアはやはり外国語の習熟度が低く、ベトナム語でのコミュニティ、テキスト、教育を好む。こういった理由により、裾野が広がっていない。
日本企業の勤務経験のあるベトナム人参加者の一人は、「日本人は英語が苦手なため、かえって翻訳コンテンツをいち早くコミュニティに還元するという活動が活発である。ベトナムではプログラムを楽しみコミュニティに参加するぐらいの人ほど英語ができてしまうので、自国語での還元に至らない」という感想を述べていた。
Rubyist Meetupでは、今後、月に一度ていどホーチミン市で勉強会を開催し、情報交換と人的交流を目指す。
Rubyist Meetup (Facebook Group)
https://www.facebook.com/groups/469237596544181/
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