Apple Watchはベトナム市場に受け入れられるか?
Publish:
:
日本語 / Japanese
9月9日にiPhone6と同時に、正式に最初のAppleWatchが発表されました。
これはパーソナライズ機能を持っています。インターネット上ではゴージャスで曲面的なイメージが載せられおり、大きさは、38mm、42mmの2サイズ用意されています。ディスプレイの縁の部分が曲線を帯びており、画面部分は平らで強くできているようです。
老若男女問わずに選べるストラップは、プラスチック製に見えるものもあり、少々子供っぽく見えます。この点では、予想と大きく異なり少々残念に思います。
心拍数などをモニターできるディスプレイはサファイアクリスタルでラミネートされ傷つきにくくできており、タップと押す操作の違いを認識することが可能だそうです。
また、Siriなどのアプリケーションもカスタマイズでき、より先進的に利用することができるでしょう。
ディスプレイのサイドにはズームやスクロールなどをするためのデジタルクラウンがついており、その下のボタンでは頻繁な連絡先へのアクセスを容易にしています。
また、Appleは公式に発表していませんが、Ratinaディスプレイやスピーカー搭載ということから、バッテリーの持ちはそう長くないと思います。
Apple Watchはヘルスチェック、コミュニケーション、エンターテイメントなど、時計以外にも様々な機能を備えています。
心拍センサーでは、エクササイズや単純動作などを測定することができ、フィットネスコントロールに役立ちます。
そして、iPhoneと連動し画像送信、メッセージ受信などが可能です。Siriを始め数々の有用なアプリケーションは利用者の利便性を最大限に引き出すでしょう。
しかし、Apple Watchの弱点はタッチスクリーンキーボードがないことや、GPS機能が連動しているiPhoneに依存してしまうところにあります。
実際に、ベトナムは東南アジアの潜在的市場と言われています。しかし、Apple Watchが販売されるプロバイダや販売代理店では様々な問題があります。
例えば、ベトナムではスマートウォッチが何かが知られていなく、Apple Watchについても新しい言葉なので人々に浸透していません。
Apple Watchは先進国において、健康管理用デバイスとしてよく知られていますが、ベトナム人はあまり健康に関心がないことや、販売価格が349ドルということで国民平均収入と比較しても販売には障害がたくさんあると言えるでしょう。
実際に、価格というのは多くの人にとって大変重要な問題です。
サイズについても、欧米人と比べアジア人は小さいため、たとえApple Watchが気に入ったとしても手首と時計のバランスが合わなければ買うことはないでしょう。
そして、高湿度であり雨もよく降るベトナムでは、Apple Watchの防水機能についてAppleから言及がないことも問題です。
バッテリーについても、充電式電池というのは、多くの人にとって面倒くさいと感じてしまわれがちです。
Apple Watchがベトナムで売られる方向になったのは、高所得クラスのステータス競争によるもので、Apple Watch自身の機能だけで販売していくことはできないだろうと考えます。今後Apple Watchはベトナムでも発売される時が来ますが、まだ過半数の消費者が手に入れるのは非常に困難でしょう。
この記事は、vn.jokerpiece.asiaが2014/09/12に公開したĐồng hồ thông minh Apple watch sắp đổ bộ vào Việt Namを、日本語に翻訳したものです。
https://dict.comtor.jp/dong-ho-thong-minh-cua-apple-iwatch-sap-do-bo-vao-viet-nam/
Related articles
-
-
年間最大セール「BLACK FRIDAY」のベトナムでの傾向
アメリカにおける年間最大の格安セール「BLACK FRIDAY」。全ての小売業者が黒字に変わると言わ
-
-
ベトナム鉄道のネット予約方法
正月休暇になると、交通セクターは大変忙しくなります。その中でも鉄道は他の交通手段に比べ、非常に快適で
-
-
ベトナムで拡大するタイ商業文化
東南アジア諸国の中でも、ベトナムとタイは多くの共通点を持ち、歴史的にも深いつながりがあるお互いに特別
-
-
住宅ローン~自己所有の住宅を得るように進めているベトナム~
ベトナムでも住宅ローンは珍しくありません。現在、ベトナムの労働者の収入では現金一括で家を購入するのは
-
-
ホーチミン市でRuby Meetupが開かれました
2014年6月7日(土)に、ホーチミン市1区のIBC officeで、第2回Rubyist Meet
-
-
競争激化の中、変化を遂げるベトナム通信業界
2014年、ベトナム国内の電気通信セクターは大きく変化を遂げました。VNPTとViettel、2社の
-
-
エンジニア人生双六(ベトナム編)
コンピュータエンジニアにとってスキルを身につけることは大切であるが、ここベトナムでは、エンジニアはス
-
-
カラオケと人気があるカラオケの歌
忙しい日々の生活の中で、音楽はひとりひとりの人間にとって、とても大切なものであると言えます。 エンタ
-
-
消費市場としての東南アジアで必要なSCM
20年ぶりの東南アジア回帰 日本の通信販売やEコマースや小売などのサービス業において、東南アジアへの
-
-
ベトナムのテト
今この時期はベトナムのあらゆるところで、「テト」の雰囲気が感じられます。伝統的な風習は、時間が経つと